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有限会社 ひと津(オレンジポット) チェンジメーカーインタビュー

ラジオ放送

放送日2025年10月20日(月)9:08
(再)2026年1月5日(月)9:08
学生記者望月桜子、村松季林、塚本紗蘭
取材先(SDGs推進企業等)有限会社 ひと津
(オレンジポット)

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取材レポート

宮田:こんにちは。生活科学部4年、宮田帆乃華です。
熊谷:教育学部4年、熊谷乃音です。
石部:経営学部4年、石部燦東です。

宮田:今日私たちはオレンジポットに来ています。
SDGsの目標達成に向け、オレンジポットさんがどのような取り組みをなさっているのか、代表取締役の鈴木俊輔さんにお伺いします。
鈴木さん、よろしくお願いします。

鈴木:よろしくお願いします。

宮田:まず、オレンジポットさんのメインの事業についてご紹介いただけますでしょうか?

鈴木:はい。我々オレンジポットは、今年で創業40年を迎える静岡県東部中心に運営しているクレープ屋さんです。
宮田:はい。富士に住んでいる方は一度は行ったことがあるんじゃないでしょうか。
では、ここから今お伺いしたメインの事業が、社会的、環境的、経済的にどのように配慮されているのか、それぞれ詳しくお話を伺っていきます。

環境

宮田:ではまず、宮田が環境面について伺います。環境への配慮について意識して取り組んでいることは何でしょうか?

鈴木:店頭でオーダーを受けてから、一つ一つ手作りでクレープを焼いていることです。扱っている生のスイーツは消費期限が短く食品ロスが出やすいんですが、オーダーを受けてから作ることで基本的に食品ロスが出ない形を取っています。

宮田:確かに!完成品を焼きだめして提供するよりも、注文を受けてから作る方が食品ロスは出ませんね。時間は必要になりますが、その分焼き立てで美味しいですし、一石二鳥な感じがします。

鈴木:そうなんです。

宮田:仕入れの段階では、食材の調整などはどうしているんですか?

鈴木:そうですね。おかげ様で40年やらせていただいているので、大体仕入れの段階でロスが出ないような量を発注できる仕組みになっています。

宮田:長年の経験から仕込み量の調整はバッチリっていう感じですか?

鈴木:そうですね。

宮田:流石ですね!では、クレープの提供では包装紙とかが出てしまうと思うんですけど、そういった包装紙には何かこだわりはあるんですか?

鈴木: はい。オレンジポットでは環境保護の観点から、包装はすべて紙素材のものを使用しています。できるだけシンプルで最小限の包装にすることで、資源の無駄遣いを減らすことを意識しています。

宮田:そうなんですね。地産地消に関する活動はしていらっしゃいますか?

鈴木:はい。オレンジポットはどちらかというと地元の方向けなので、凄く精力的に地元の食材を取り入れている訳ではありません。地産地消は観光が目的の方に喜ばれるものなので、無理に取り入れようとはしていないんです。
なので、地元の方に喜んでいただけるようにいろんなところから仕入れをしてます。もちろん地元の食材も使うので、結果的に地産地消になっていますね。

宮田: 実際に、どういった食材が地元の食材ですか?

鈴木:そうですね。期間限定のイチゴなどは地元のイチゴを使っています。
富士のイチゴが冬に有名で皆さんご存知だと思うんですけど、実は夏イチゴっていう物もあるんです。夏イチゴに関しては、富士宮の農家さんから仕入れています。

宮田:産地地消にすごいこだわるってわけじゃないんですけど、地元の食材にもしっかりと目を向けて取り入れているところが本当に上手だなと思います。

鈴木:ありがとうございます。

宮田:いろいろ聞かせて頂きありがとうございました。これらの環境面への配慮は、SDGsの17の目標のうち、何番の達成を目指している活動だったとお考えでしょうか?
鈴木:12番の「作る責任、使う責任」です。

宮田:ありがとうございました。

社会

熊谷:次に、熊谷が社会面についてお聞きします。社会的配慮について意識して取り組んでいることは何でしょうか?

鈴木:将来の良い働き手を育てるっていうことです。我々のクレープ屋の特徴で、若い子が働きに来ることが多いです。オレンジポットで働いてみて、そこで学んだことを社会に出た時に、「オレンジポットで働いてて良かったな」って思ってもらえたらいいなと思っています。なので、働き手を育てる意識をもって日頃から働いています。

熊谷:将来の良い働き手を育てることを目標にしているとおっしゃっていましたが、どのような背景からですか?

鈴木:やっぱり若い人達っていうのは、これからの日本を支えていく方だと思うんですよ。なので、僕は将来の日本を背負う若者を育てているんだっていう、そういう自慢をしたくて(笑)

熊谷:いいですね。

鈴木:でも、もちろん今はまだできてないです。なので、これから色々取り組みをして行こうと思っています。

熊谷:色々取り組みをして行こうと思っていると今おっしゃっていましたが、実際に私もオレンジポットさんでクレープ焼き体験をしたことがあるんですけど、そういうのもそのうちの1つの取り組みになるんですか?

鈴木:そうですね。
クレープ焼き体験もイベントでやってます。これは、やっぱり皆さん多分、一生に一回はクレープ焼いてみたいなって思うじゃないかなと僕勝手に思ってるんです。そういうのを叶えるっていうイベントになります。

熊谷:それはやっぱり学校教育とかでは補えない職業体験だったり、職業観教育に繋がったりする貴重な体験になると思うんです。そのようなことも関係ありますか?

鈴木:そうですね。やっぱり学校でクレープ焼いてっていうの、実はたまにやると思うんですけど、無いと思うんですよ。なので、うちの経営理念の中に「夢と喜びと幸せをお届けする」というのがあるんです。その夢っていうのに、将来のことを想像させるというか、そういったことを実現していきたいなという思いでイベントを開催しています。

熊谷: クレープっていうと、私的に若い子が食べてるのかなとか、若い子が働いていて作ってくれてるのかなっていう偏ったイメージが勝手にあるんですけど、どの年齢層が多いとかありますか?

鈴木:一番上は50代の方も働いています。特にそこを意識してるというよりは、どちらかというと働きたいっていう、そういう強い思いを持ってる人に働いてもらってます。

熊谷:年齢や性別とかの垣根なく働きやすい職場を作っているということですね。

鈴木:そうですね。

熊谷:では、SDGsの17の目標のうち、何番の達成を目指している活動だと思われますか?

鈴木:8番の「働きがいも経済成長も」と、11番の「住み続けられる街づくりを」です。
熊谷:ありがとうございました。

経済

石部:続いて、石部が「経済面」について伺います。企業として成長するために、意識して取り組んでいることは何でしょうか?

鈴木:はい。おやつ時間の利用が多いため、レジャーの一環として立ち寄りやすいショッピングモールなどの場所に出店しています。また、クレープ生地は創業当初から変わらず、表面はサクサク、中はモチモチのボリュームある生地になるように意識しています。

石部:ありがとうございます。他のクレープ屋さんとの差別化や、差別化のための戦略などは何かありますか?

鈴木:はい。オレンジポットの特徴として、お客様にクレープ生地を焼くのが見えるようにしています。こうすることで、お客様にライブ感を楽しんで頂けるような運営をしています。

石部:オレンジポットさんが40年間地域に密着した経営をしてきた中で、思い出に残っているエピソードなどはございますか?

鈴木:はい。僕が12年前、富士宮の店長をやっていた時の話です。
クレープを作ってるとどうしても生地の端がちょっと破けちゃったりする時があるんですけど、小学生のお客様に「あ、やぶれた!」と言われたことがあって。「内緒にしておいてくれない?ホイップクリーム多めに入れるから」って冗談言ったりしていました。冗談とはいっても実際ホイップは多めに入れるんですけどね(笑)
そこでちょっと仲良くなって、その子が常連さんになってくれたんです。
それから何日か経って、お店にお持ち帰りでクレープを買ったお客様からクレープに具が入ってなかったと電話があったんです。
「申し訳ございません、すぐ持って行きます」ってそのお客様のお宅までクレープを持って行ったんです。そしたらそのお宅が、先ほど破れたの内緒にしておいてって言った小学生のお客様のお宅で。しかも、謝りに向かったのに「ありがとう」ってすごく喜んでいただいた経験があったんですよ。
それから何回もそのお客様は来てくれるようになったのが嬉しくて。ただ何年か経って、僕が富士宮のお店を離れて、そのお客様とは接点が少なくなってしまいました。
でもこの間、歩いていた時にいきなり若い方に呼び止められて、「え?」と思って話を聞いてみたら、成長したその時のお子様だったんですよ。その時に、「鈴木さん!」って言われて、名前も覚えてくれていて。あの時あの接客をしたから、そうやって声をかけてくれたんだと思って、すごく嬉しくなりました。
これからも人の記憶に暖かく残るような接客をしていきたいです。

石部:素敵なお話、ありがとうございました。クレープを通して、お客様との関わりが深くなったという心温まるエピソードでしたね。
オレンジポットのクレープ生地には、美味しさの秘訣がありますか?

鈴木:そうですね。全部新鮮な食材を使って、お店で一つ一つ生地を手作りしています。クレープミックスを使うクレープ屋さんも多いんですが、オレンジポットでは卵と牛乳から生地作りをこだわっているんですよ。

石部:最後に、SDGsの17の目標のうち、何番の達成を目指している活動だとお考えでしょうか?

鈴木:8番の「働きがいも経済成長も」です。

石部:ありがとうございました。

宮田:今日は、オレンジポットさんの取り組みについて、社会、環境、経済の3つの側面からお話いただきました。代表取締役の鈴木俊輔さん、ありがとうございました!

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