富士市紹介
富士市は、北に日本一高い富士山を仰ぎ、南に日本一深い駿河湾を望み、西に日本三大急流の富士川が流れています。富士・愛鷹山麓地域の豊かな森林は、豊かな地下水を涵養するとともに、美しい景観を創るなど、豊かな自然環境に恵まれています。
本市は、富士山からの豊かな地下水と森林資源を活かし、古くから紙パルプ産業が発達し、製紙産業の一大拠点を形成するとともに、輸送機械や化学工業、薬品等の多彩な企業による「ものづくりのまち」として、地域経済の発展に重要な役割を果してくるとともに、2019年にノーベル化学賞を受賞された旭化成(株)名誉フェローの吉野彰氏が、10年間、市内に拠点を置くなど、研究・開発が盛んに行われています。
産業の発展の一方で、1960年代には、田子の浦港のヘドロや大気汚染などが発生し、また富士山麓における多数の開発計画が持ち上がり、それぞれ社会問題化しましたが、市民・事業者・行政が協力し、独自の対応で解決してきました。
今、本市は持続可能な都市を目指し、誰もが自分らしく働き、自己実現できる社会をめざす「ユニバーサル就労」、富士・愛鷹山麓の自然環境の保全と創造を推進する「富士・愛鷹山麓地域環境管理計画」、植物由来の新素材「CNF(セルロースナノファイバー)に関連した研究・開発」など、オリジナリティあふれる取り組みを市民、事業者、行政が協働して進めています。