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株式会社コーヨー化成 チェンジメーカーインタビュー

ラジオ放送

放送日2025年11月10日(月)9:08
(再)2026年1月26日(月)9:08
学生記者池ヶ谷大和、中川瑛梨、杉山日向子
取材先(SDGs推進企業等)株式会社コーヨー化成

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取材レポート

中川.今日私たちは、株式会社コーヨー化成に来ています。SDGsの目標達成に向けコーヨー化成さんがどのような取り組みを行っているのか、三ツ橋さん、佐々木さん、近藤さんにお話をお聞きしたいと思います。皆さんよろしくお願いします。

中川.では、まず最初にコーヨー化成の会社概要について、近藤さん、教えていただけますか。

近藤.弊社は静岡県富士市に会社を持ってまして、メインとしましてはプラスチック製品の成形であったり、あとはアルコール除菌と衛生用品の企画製造および販売と化粧品などの製造販売業の方を行っております。最近ではbarai/oという新しい事業にも取り組んでおります。

中川.ではここから今お伺いしたメイン事業が、社会的、環境的、経済的にどのように配慮されているのか、それぞれ詳しくお話を伺っていきたいと思っています。

環境

杉山.まず環境面についてお伺いします。環境への配慮に関して意識して取り組んでいることは何でしょうか?

近藤.はい、先ほど事業の中で紹介させていただきました、“barai/o”という事業になります。こちらは静岡県の方で生産されているバラを利用した商品で、生花として使用できないものが廃棄されている現状を打開するため、こちらの捨てられてしまうバラからエキスを抽出してうまく使えないかと考えて化粧水を開発しています。

杉山.先ほど“barai/o”の話が出たんですけれども、“barai/o”が製品化された背景について教えてください。

近藤.はい、“barai/o”についてなんですけれども、まずバラという花自体が静岡県が全国で2位の産地になっています。つまり市場に出ているものでよく見かけていただいているものが静岡県産のものかなと思うんです。ただ、生花として市場に出回っているものが7~8割ほどと言われていまして、2~3割が捨てている現状になってしまっているんです。けれども、そちらのバラからエキスを抽出して使えないかというところで始まったものがこのプロジェクトとなります。そのバラから抽出された成分のティーローズエレメントに保湿であったり気分を落ち着かせる効果っていうのがあったので、これは化粧品として何か活かせるのではないかというところから誕生したブランドになります。

杉山. “barai/o”が実際に社会全体の環境課題の解決にどのように役立ったのか教えていただけますか?

近藤さん.廃棄予定のバラを、毎月5kg、農家さんの方から購入させていただいているものになります。それを使用していますので、その廃棄されていたバラを利用している部分と、捨てられていたものに新たな価値を与えるというところに意義があると考えています。

杉山.これから環境課題解決に向けてやってみたい事業やプロジェクトがあったりですとか、あとは環境保全のために何か描いているビジョンがあったりすれば教えていただきたいです。

佐々木.やはり先ほど“barai/o”の説明にもあったように地域貢献も兼ねて、地産地消を意識した製品とか、“barai/o”のコンセプトではないんですけれど、廃棄品を再利用して使うような製品を模索していきたいなと思います。

三ツ橋.そうですね、あと地域のものとしてはお茶ですとかヒノキなんかもありますので、そういったものも活用できるような事業展開ができるように今後も研究を進めていきたいという風に考えております。

杉山.SDGsの17目標のうち、何番の達成を目指して活動されているとお考えでしょうか? 近藤. 12番の「責任ある消費、使う責任」が該当すると思っています。

社会

中川.続きまして、私、中川が社会的側面について伺いたいと思います。まず、社会的配慮であったり、社会的ニーズに関して社内で意識して取り組んでいることを教えていただけますか?

近藤.社内の意識としましては、主にウェットティッシュを製造販売しているんですけれども、衛生意識の向上に力を入れています。特に、アルコール除菌がかなり市場に出た時期があったんですけれども、そういった時期っていうのが新型のインフルエンザであったりコロナっていうのが発生して、衛生意識が高まった時期になっていました。そういった部分で社会的ニーズに対して製品作りをしている形になっています。

中川.かなり個性的な商品をすごくたくさん出していると思うんですけれども、どのくらいあるのかと、代表的な商品があったら紹介いただいてもよろしいですか?

近藤.全体的なウェットティッシュのアイテムとしましては、自社の製品ですと50アイテム近くあります。OEM(他社からの依頼を受けて作る)の製品を合わせるとざっくり250以上のものを今取り扱っている形になっています。自社の製品の中で代表的なものと言うと、やはりアルコール除菌のウェットティッシュがメインとなってまして、その他にもギラギラ君という寝癖をすっきりさせる、リフレッシュするようなウェットティッシュであったり、あとは爆落ちタイガーという掃除に特化した製品が1番のメイン商品かなと感じております。

中川.地域のために何かやってること、地域の中で行ってることなどございましたら教えて頂きたいです。

近藤.地域でのイベントに参加しています。イベントの中で、よく販売しているのが、barai/oという化粧商品になります。富士市をイメージした花というのが、まさにバラというところもありまして、バラの町富士市をアピールする活動にも繋がっているのかなと考えています。

そのほか富士市にはCNF、セルロースナノファイバーという素材がありまして、barai/oはそちらを活かしている製品にもなっています。主にこの素材を利用することにより、barai/oの化粧水を肌につけた時の伸びや肌馴染みが良くなっています。このようにCNFをもっとこう市場に広めていくといった活動にも参加の方をさせていただいてます。

中川.では最後にSDGsの17項目のうち、この社会的側面は何番の達成を目指している活動だとお考えですか?

近藤. 9番の「産業と技術革新の基盤を作ろう」というところになると思います。

中川.ありがとうございます。コーヨー化成さんを、社会的側面で見ると、バラやセルロースナノファイバーのような地域産業の魅力を発信している会社でした。

経済

池ヶ谷.続いて経済面について伺います。まず、SDGsの何番を達成しているとお考えですか?

近藤.SDGsの8番「働きがいも、経済成長も」に当たると考えています。

三ツ橋.私たちは企業ですから、材料を仕入れて加工し、商品として売り出すという工程を無駄なくこなすことが目的です。こうした経営の中で、同時にSDGsを達成していると認識しています。

池ヶ谷. コーヨー化成さんの製品は、尖ったコンセプトと派手なデザインが印象的です。ギラギラ君もそのひとつですね。他社にはない商品のアイデアは、どのように生まれるのですか?

近藤.実際に開発する立場の人間として、もっとこうして欲しい、実際に欲しいと感じたものが、市場にも繋がると考えています。

池ヶ谷.そういったアイデアは、普段の日常から生まれるものなんですか?

近藤.はい、日常的に生活する中で「欲しいな」と感じた部分がポイントになっています。

池ヶ谷.「お客様の立場になって、製品を作ること」を経営理念の一番上に掲げている、コーヨー化成さんならではの商品づくりですね。コーヨー化成さんの成長戦略についてお伺いしてもよろしいですか?

近藤.成長戦略としましては、他社と違う商品、尖った製品であったり、デザインとか世の中にないものを意識して、万人受けはしないけれども、誰かに刺さる商品づくりを重視している部分があります。ギラギラ君は、ドライバーさんが眠い時にリセットしてもらえる想定です。ピンポイントではあるのですが、誰かに寄り添った形の商品を一つずつ、一つずつ作っていくところが、成長にも繋がっていると感じます。

池ヶ谷.ピンポイントで刺さる商品を作るということですが、やっぱりどうしても万人受けする商品のほうが安心じゃないですか?そのターゲットを絞るのは、少し勇気がいることだと思うのですが。

三ツ橋.はい。勇気がいることなんですが、逆にその万人受けする商品っていうのは、その市場でも作ってる会社も多くて、競争が激しいところでもあります。当社の強みを生かすという部分においては、そういった、万人受けをしなくても、”狭く刺さる”商品の開発をしていくことが重要だと思っています。

池ヶ谷.1人のお客様に向けた商品づくりが独自性に繋がるのですね。では最後に、未来に向けて頑張っている人たちに向けてのメッセージをお願いします。

近藤.コーヨー化成は設立してから50周年以上が経ちますが、ウェット事業部や、富士市事業部、あとはbaraioのほうも、まだまだ成長している新しい部門になります。自分たちがまだ見出せてない市場性という部分もあると思いますので、まだ世の中にないものを一緒に作っていけたら嬉しいなと考えています。

三ツ橋.引き続き、尖った商品作りを目指していく中で、一緒に考えて挑戦して頂ける仲間を増やしていけたらと思っています!

佐々木.皆さんの若いお力をお借りして斬新なアイデアを吸収したいと思っていますので、是非一緒に開発して頂きたいです。どうぞ、ご応募のほうもよろしくお願いします(笑)。

中川.ということで本日は、コーヨー化成さんの取り組みについて、社会、環境、経済の3つの側面からお話をお伺いしました。三ツ橋さん、佐々木さん、近藤さん、ありがとうございました。

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