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(ラジオ番組アーカイブ)R6学生記者取材 No.29

放送日令和6年11月19日
学生記者飯塚結奈
取材先(SDGs推進企業等)株式会社エスパルス
ラジオ番組アーカイブ

取材レポート

 プロサッカーチームを運営する「株式会社エスパルス」を取材した。エスパルスは、エスパルスドリームフィールドの運営や、巡回スポーツ教室など、地域とのつながりを意識した事業を行っている。今回取材したのは、エスパルスが中北薬品と共同で実施しているSDGsプロジェクト「フレイル予防のための健康教室」だ。
教育事業部 アドバイザーの望月良晃さんと、教育事業部 スクールコーチ 富士 エリアマネージャーの萩原豊之さんにお話を伺った。

飯塚 :松野まちづくりセンターで行っている「フレイル予防のための健康教室」とは具体的にどのようなことをされていますか?
望月 : 高齢者の中でも、虚弱な方々を対処にフレイル予防のための栄養講座や運動などを行っています。
飯塚 : その健康教室を開催しようと思ったきっかけは何ですか?
望月 : 富士市にはフレイルの方々の健康教室がありません。そこで、エスパルスが子どもたちのサッカースクールで培ってきたコーチのスキルを活かして、地域全体に広めていきたいと思い始めました。
飯塚 : 「フレイル予防のための健康教室」は年4回開催されていますね。何か意図があるんですか?
望月 : 第一回目に、握力測定と歩行速度を測ります。最終回に、これらがどれだけ伸びたかを確認します。このように、年4回開催し、継続的に行うことで成長具合を図っています。

飯塚 : 中北薬品さんと共同で健康教室を行っているのは何か理由があるんですか?
望月 : 中北薬品さんは地域で栄養に関する健康活動をされています。健康のために重要なのは、食、栄養、運動の3つが揃っていることです。なので、エスパルスの得意分野である運動に、中北薬品さんの得意分野である栄養をプラスする形で協力してもらっています。

飯塚 : 健康教室で力を入れていることやポイントはありますか?
望月 : 健康教室に来ていただく際に、富士市が推奨しているタクシー券を参加者の方に使ってもらうことで、タクシーの利用者の増加に貢献しています。また、栄養講座では地元野菜を使ったレシピの提案を行うことで地産地消を目指しています。
飯塚 : 本日は、ありがとうございました。
望月 : ありがとうございました。

健康教室の様子を見させていただいたが、参加者の方々が運動を楽しそうに行い、自然とコミュニケーションが生まれていた。高齢化が進んでいるからこそ、このような健康教室は需要があるはずだ。定期的に体を動かし、近くに住む高齢者同士がコミュニケーションを取ることはとても重要だ。地域での活動やイベントに積極的になり、イベントに参加をしてみることや地域を知ろうとする姿勢を持つことは私たちにもできる行いだと思った。

(取材 : 富士市SDGsプロジェクト学生記者 飯塚結奈)

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