お知らせ
放送日 | 令和6年11月12日 |
学生記者 | 近藤麻由 |
取材先(SDGs推進企業等) | このみ会 |
取材レポート
富士市SDGs推進団体 「このみ会」を取材した。2018年に富士市が推進する移住定住応援企画 「富士このみスタイル」を母体としてスタートした、ワークシェアや交流を行う団体である。
先日、リーダー /人事・調整でいらっしゃる 山口真未さん、研修委員でいらっしゃる 宮本美帆さんにお話を伺った。
近藤:このみ会さんでは、持続可能な未来づくりに寄与する:SDGs事業として、女性中心のワークシェアを実践していると伺いました。ワークシェアという活動がどのような活動であるのか教えていただけますか?
宮本: ワークシェアとは、企業や行政から依頼を受けた仕事を、複数人で分担して行う働き方です。
近藤:実際に依頼されたお仕事はどのようなお仕事でしたか?
宮本:去年、JR富士駅北側の駐車場マップを作成しました。メンバーの担当を、駐車場の調査、チラシのイラスト、デザインに分けて取り組みました。
近藤:イラストやデザインを担当されているメンバーの方々がいますが、元々イラストレーターだったりデザイナーであったりする方がいらっしゃるということでしょうか?
山口: そのようなメンバーもいますが、ワークシェアでさまざまな仕事を経験したことで、趣味が仕事に替わったイラストレーターのメンバーもいます。専門的な知識のあるメンバーが、やる気のある初心者メンバーにノウハウを教えるといった、内部での人材育成も行っています。
近藤:自分の趣味が仕事になるのは1番楽しいことですよね!ちなみに、この事業はどのような思いで始められましたか?
宮本: 富士市に移住してきた女性や子育て中の女性が助け合いながら働くことで、持っているスキルを活かしたり、新しい経験を重ねたりしながら、キャリア形成に向けた始めの一歩を後押ししたいという思いで始めました。
近藤:子育て中のお母さんたちも大変ですが、初めての土地に移住してきた方は自分の周りで頼れる人をすぐに作ることは難しいですからね。自分と同じような女性たちと交流できる場でキャリアも積んで行けるのはとてもありがたいと思います!では、ワークシェアを通じて、どのような未来を作りたいとお考えでしょうか?
山口: 今の時点で「ワークシェア」という言葉はあまり知られていません。私たちが活動を深めていく中で多くの方に知ってもらい、地域に貢献しながら、ワークシェアという新しい働き方を広めていきたいと思っています。
近藤:本日は、ありがとうございました。
山口・宮本:ありがとうございました。
移住先で周りに頼れる人がいない中、自分と同じような悩みを抱えている人たちと交流できる場があり、その交流の中で自分のキャリアに繋がるものを見つけ出せるという点が印象に残った。自分の周りに困っている移住者の方がいたら、その人の不安を少しでも減らせるよう、話してみることを大切だと思った。
(取材:富士市SDGsプロジェクト学生記者 近藤麻由)