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(ラジオ番組アーカイブ)R6学生記者取材 No.25

放送日令和6年11月11日
学生記者宮田帆乃華
取材先(SDGs推進企業等)田子の浦漁業協同組合
ラジオ番組アーカイブ

取材レポート

 田子の浦港にある田子の浦漁業協同組合(以下、田子の浦漁協)を取材した。しらすで有名な漁協であり、併設する漁港食堂は新鮮なしらす丼を求め年間6万人が訪れる人気スポットでもある。そんな田子の浦漁協の新しいSDGsの取り組みについて古江奈津子さんにお話を伺った。

宮田:田子の浦漁協さんは、どんなSDGsプロジェクトを始めたのですか?
古江:田子の浦漁協の冷凍庫とECサイトを活用して、地域活性化プロジェクトを行っています。
宮田:ECサイト?
古江:webサイトを作って、冷凍の田子の浦しらすを通販出来るようにしたんです。
宮田:なるほど、だから冷凍庫と通販サイトなんですね!これがどう地域活性化プロジェクトに繋がるんですか?
古江:冷凍庫の一部を地域のお店に貸し出して食品を保管できるようにすることで、田子の浦シラスと一緒にECサイトを通じて販売できるようにしたんです。

宮田:同じ冷凍庫で保存するから一緒に販売できるんですね。効率的ですね。
古江:そうなんです。-30度の冷凍庫なので普通の冷凍庫よりも鮮度を保つことも出来るんですよ。
宮田:それは良いですね!こういったSDGs活動を始めたきっかけは何ですか?
古江:きっかけはしらすの不漁が原因で冷凍庫にたくさん空きが来てしまった事です。
宮田:どのくらい空きがでてしまったんですか?
古江:10年前は200t程しらすの水揚げができていたので冷凍庫もいっぱいにできたんですが、今では20〜30t程になりました。
宮田:それは冷凍庫に余裕ができそう…ですが、水揚げ量は毎年変わるものじゃないですか。急に水揚げ量が増えたら大変なのでは?
古江:ここ数年は変わらずこんな調子なので、今年だけ特にって訳ではないんです。
宮田:なるほど、だから冷凍庫を有効活用する策を考えたんですね。
古江:そうなんです。
宮田:ECサイトを作っての通販は、冷凍庫も有効活用出来るし、販売の窓口も新しく増えるところが良いですね。
古江:はい!冷凍庫がいっぱいになれば各商品がお互いに冷やし合って冷凍効率もいいんです。電気代の使用料も抑えられますし環境負荷も減らせます。まだ始めたばかりなので、まずは地域のお店の皆さんにこういう取り組みがあることを知って貰いたいです。
宮田:取り組み、応援しています!本日はありがとうございました。
古江:ありがとうございました。

 田子の浦漁業の大きな冷凍庫を有効活用する策が地域活性化に繋がっていた。
 しらすの不漁というピンチを、冷凍庫の貸し出しとECサイトの組み合わせによって、地域と繋がるチャンスに変えた今回の事例は、ECOにも貢献しているという点で、SDGsの複数の目標達成に貢献できる。今回の取材を通じ感じた「私たちにできること」は地域の取り組みについて知り、それを十分活用していくことだ。
(取材:富士市SDGsプロジェクト学生記者 宮田帆乃華)

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