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(ラジオ番組アーカイブ)R6学生記者取材 No.18

放送日令和6年10月23日
学生記者大村光里
取材先(SDGs推進企業等)アリメント工業株式会社
ラジオ番組アーカイブ

取材レポート

富士市内に研究・生産拠点を持つ「アリメント工業株式会社」を取材した。アリメント工業は多くのサプリメントブランドから依頼を受け、顆粒や錠剤、カプセルで摂取できる健康食品を提供している。総務部課長の鈴木三晴さんに、新富士第二工場の屋上に設置したソーラーパネルについてお話を伺った。

大村:アリメント工業株式会社さんは、SDGs事業としてソーラーパネルの設置をなさっていると伺いました。どのような事業なのでしょうか?
鈴木:太陽光発電システムを利用して、富士市にある第二工場で発電を行っています。
大村:どういった経緯で取り組みを始めたのですか?
鈴木:我々は、健康食品やサプリメントなどを主に作っており、これらで人々に健康を寄与することが仕事の一つのテーマです。しかしそれだけではなく、製造業をやる中で他に貢献できるような事がないだろうかと考えたときにソーラーパネルの設置の案が出ました。工場の製造エリアはクリーンルームで、基本的に一年を通して気温や湿度が概ね一定なので、24時間365日空調って止められないのですよ。そこで、工場がお休みの日の電力だけでもソーラーパネルで発電できないかなと考えたのです。

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大村:なるほど!!実際に設置してみてソーラーパネルの成果はどのような感じなのですか?
鈴木:工場全体で使う電力の中の12%くらい賄えています。
大村:12%というのは、具体的にどのくらいなのでしょうか?
鈴木:もともと想定していた通り、工場がお休みの日の電力は概ね賄えています!
大村:すごい!とても節約になっているのですね!逆に、ソーラーパネルの課題を感じることはありますか?
鈴木:やはり、不安定さはしみじみと実感しますね。天気に左右されますし、夜には発電できません。加えてメンテナンス部分ですね。屋根の上に置いているので余計コストがかかります。
大村:ソーラーパネルならではの悩みですね。
   ところで、アリメント工業さんは、ムスリムの方々のための「ハラールサプリメント」の製造にも取り組んでいるのですよね。
鈴木:やはり健康の定義は国ごとに差があると思いますし、どんな方々にも対応できるようにしなければいけないと考えています。
   アリメント工業の経営理念の1番目に来るのが「健康に貢献する」なんですよ。健康であるとはどういう事なのかと考えたときに、例えば食べ物だけで健康になれるとは限りません。健康を考える幅広さは持っていなければいけないと思います。
大村:本日はありがとうございました。
鈴木:ありがとうございました。

ソーラーパネルの設置は「休みなく空調が稼働している」という工場の特徴をカバーする素晴らしいアイデアだと感心した。多くの人の健康のために、自社で何ができるのかを考え実行していて素敵だと思った。今回の取材を通して、今の自分だからこそ出来る等身大の活動を探したいと思った。

(取材:富士市SDGsプロジェクト学生記者 大村光里)

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