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(ラジオ番組アーカイブ)R6学生記者取材 No.12

放送日令和6年10月9日
学生記者岡嵜成美
取材先(SDGs推進企業等)静岡ガス株式会社 富士支社 エネリアショールーム富士
ラジオ番組アーカイブ

取材レポート

静岡市に本社を置く、富士市SDGs推進企業「静岡ガスエネリアショールーム富士」を取材した。静岡ガスは静岡県を中心に事業を展開するエネルギー会社。エネルギーを地産地消するという点でも持続可能な社会づくりに貢献しているが、今回は「エコ・クッキング講座」についてエネリアショールーム富士館長の神谷俊之さんにお話を伺った。

岡嵜:静岡ガスエネリアショールーム富士さんは、持続可能な社会づくりに寄与する事業の一環として、エコ・クッキング講座をなさっていると伺ったのですがどのような事業なのですか?
神谷:エコ・クッキング講座とは買い物、調理、食事、片付けまでの一連の過程を通して、食べ物やエネルギー、環境の大切さを学び、環境に配慮した生活習慣を身につけることを目指したプログラムです。授業の一環として市内の小中学校でエコ・クッキングのワークショップを開催したり、エネリアショールーム富士では親子での参加を推奨した講座を開講したりしています。

岡嵜:「クッキング講座」と聞くと調理方法や料理のテクニックを学ぶ料理教室をイメージしていたのですが、買い物から片付けまでを行うのですね。
神谷:はい、そこが料理教室との大きな違いだと思います。「食事」に関わっていることってつながっているものが非常に多いと思うんですよ。
岡嵜:具体的にどういうものですか?
神谷:エコ・クッキング講座の中で買い物から片付けまでの一連の流れを行うことで、食品ロスの削減、効率の良いエネルギーの使い方、脱炭素化、バランスの良い食事などについて学ぶことができると同時に、家族の絆を深めたり地域コミュニティを強化したりすることもできると思います。そしてこれが地域全体の環境意識を向上させ、SDGsにも結びついているのではないかと思います。

岡嵜:先ほどエコ・クッキング講座は親子での参加を推奨しているとおっしゃっていましたが、これは地域全体の環境意識を向上させることにも関係があるのですか?
神谷:親子で参加することで家族内のコミュニケーションを創出するとともに、次世代の環境教育を行っています。講座中は他の参加者の方と協力することもあるため、家族内でのコミュニケーションの輪が周りの人々へ広がり、結果的に地域全体の環境意識の向上につながるのではないかと思います。
岡嵜:なるほど。最後にエコ・クッキング講座を通して伝えたい思いを教えてください。
神谷:エコ・クッキング講座を通して、食品ロスや消費エネルギーの削減といった今できることを学び、将来的に環境に優しい生活を送ってもらえたらいいなと思います。
岡嵜:本日は貴重なお話をありがとうございました。
神谷:ありがとうございました。

普段何気なく食事をしているが、食材を買うところから片付けまで環境への負荷を減らす方法はたくさんあることに気づかされた。今の私たちの行動が未来を作っていることを自覚し、日常生活の中の小さな行いから環境に優しい行動を取るようにしたい。

   (取材:富士市SDGsプロジェクト学生記者 岡嵜成美)

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