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(ラジオ番組アーカイブ)R6学生記者取材 No.6

放送日令和6年9月25日
学生記者寺岡展
取材先(SDGs推進企業等)株式会社山大園
ラジオ番組アーカイブ

取材レポート

  富士市に本社を置く富士市SDGs推進企業「株式会社お茶の山大園」を取材した。お茶の山大園は、様々な場所からお茶を買い付けてそれらをブレンドし、風味豊かなお茶の販売を行っている。富士山缶、かぐや姫缶、岳南電茶などオリジナル商品も人気を博している。今回は、山大園のSDGs事業の中から「茶葉からお茶をいれてお茶を飲もうプロジェクト」について、代表取締役の渡辺真一郎さんにお話を伺った。

寺岡:お茶の山大園さんでは、「茶葉からお茶をいれてお茶を飲もうプロジェクト」の一環で「今年の新茶は急須と一緒に送ろうよキャンペーン」を行ったそうですね。急須を使うメリットとしてはペットボトルの削減が大きな目的として挙げられていますが、それ以外でも急須で入れることにこだわりを持たれている理由がありましたら教えてください。
渡辺:ペットボトルのお茶が普及してきた昨今でも、急須を使っていれたお茶の味の良さは、誰もが認めていることですし、その良さを少しでも多くの人に広めていきたい、という思いを持っています。
寺岡:なるほど。その取り組みに関して、どのような点がSDGsにつながっているとお考えですか。
渡辺:約100グラムの茶葉で、500mlのペットボトルが20本ほど削減できると聞いています。単純に茶葉から飲むということにとどまることなく、SDGsにつながるのかなと、考えています。

寺岡:では、それらの取り組みを行っていく中で、成果を感じたことはありましたか。
渡辺:今まで新茶はオリジナルの缶に入れて送ることが多かったのですが、急須をお持ちでない家庭が多い世の中になりましたので、今回急須を合わせたセット商品で案内したところ、普段よりも新茶の販売数が伸びたということは事実でした。ですので、ただ単に茶葉だけを売るのではなく、飲む空間、つまり道具も含めた、しかもその道具も今までの当たり前の道具よりもスケルトンで中が見える、割れない急須であればお客様にも安心感を持っていただけますので、そういった商品づくりをこれからも行っていきたいですね。

寺岡:最後に、「茶葉からお茶をいれてお茶を飲もうプロジェクト」を通じてどのような未来を作っていきたいとお考えですか?
渡辺:お茶は一人で飲むよりも多くの人で飲んだ方がおいしいと思うんですよね。お茶を通じて時間を共有してその人との関係性を深めるという意味でも、茶葉から飲むという文化を残していきたいですね。
寺岡:ありがとうございます。

今回の取材で、お茶の煎れ方や楽しみ方について様々な視点を得ることができ、非常に考えさせられた。私自身ティーバックのお茶を毎日飲んでいるが、急須でいれるお茶の良さを学びペットボトル削減に向けた取り組みとしても自身の生活に取り入れていきたいと思う。皆さんも山大園さん特製の急須とお茶で楽しんでみてはどうだろうか。
(取材:富士市SDGsプロジェクト学生記者 寺岡展)

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