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(ラジオ番組アーカイブ)R6学生記者取材 No.3

放送日令和6年9月18日
学生記者久保田美帆
取材先(SDGs推進企業等)株式会社杏林堂薬局
ラジオ番組アーカイブ

取材レポート

 調理薬局・スーパードラッグストアの経営や、医療品・化粧品・生活雑貨品・食品等美と健康に関する商品の販売を行う株式会社杏林堂薬局のアクロスプラザ厚原店を取材した。
 杏林堂薬局では、お店ごとに健康測定器や栄養相談が受けられるお部屋があったり、ラジオ体操連盟と連携し毎朝駐車場でラジオ体操を行ったり、検診バスが来るなど、ユニークで特別な健康支援が行われている。
 今回の取材では、上記のような様々な取り組みがある中でクーリングシェルターについて、地域医療連携推進室の長谷川剛広さんにお話を伺った。

久保田:初めにクーリングシェルターはどのような場所なのか教えていただきたいです。
長谷川:簡単に言うと危険な暑さを避けるための場所になります。今、とても外が熱いので、例えば外で歩いていて熱いなと感じた時に、冷房が効いた施設に少しの間でも休んでいただいて健康被害を防ぐ場所になります。

久保田:どういった思い出この場所を作ろうとしましたか?
長谷川:富士市様が図書館などの公共の施設にクーリングシェルターを作る計画がありました。公共施設だけとなると、地域住民の暑さをしのぐ場所として、長い距離を歩いて行かないとたどり着かないといった課題もあります。そこで、民間企業でもクーリングシェルターを作ることで少しでも地域住民の方々の健康被害を少なくすることができたらという思いで設置しました。

久保田:公共施設での設置義務でも、杏林堂薬局様は設置しなくてもどちらでもよかったのですか?
長谷川:そうですね。特に義務ではなかったのですが、地域の皆様のために何が出来るかと考えた時に少しでも危険な暑さから身を守る場所が身近にあればという思いで設置に至りました。富士市以外ではイートインコーナーや調剤薬局待合スペースの一部を提供している店舗もあります。常に涼しい環境が整っている店内でクーリングシェルターを身近に気軽に使っていただけたらと思います。

久保田:今後クーリングシェルターをより良くするために何か行いますか?
長谷川:現在クーリングシェルターには大塚製薬様のご協力により、熱中症対策向けの商品を並べる什器を設置しています。ただ休憩するだけではなく、そこで弊社の管理栄養士と一緒に熱中症についての簡単なセミナーを開催し、少しでも熱中症について知っていただいたり身近な疑問に答えたりする機会を作っていけたらと思っています。

取材を通じて、地域住民の方のご健康を願い、自分達で何かできないか考える杏林堂薬局の思いが伝わった。また、こういった場所が身近にあることを知って、自分がもし暑さで苦しんでしまったら、気軽に立ち寄って一息つくことができる良いスペースだと感じた。皆様も各地にあるクーリングシェルターを活用して、熱中症にならないよう体を休めるように行動してほしい。
(取材:富士市SDGsプロジェクト学生記者 久保田美帆)

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