お知らせ

(ラジオ番組アーカイブ)学生記者取材 No.5

放送日令和5年10月9日
学生記者宮田帆乃華
取材先(SDGs推進企業等)コアレックス信栄株式会社
ラジオ番組アーカイブ

取材レポート

  富士市に本社を置く、富士市SDGs推進企業「コアレックス信栄株式会社」を取材した。コアレックスは、トイレットペーパーなどの家庭紙を作る製紙会社。ビニール付き、金属付きの古紙でも丸ごとリサイクルが出来る独自の技術力を持っている。
 今回、総合企画室主任の宇佐美貴史さんにお話を伺った。

宮田:コアレックスさんは多くのSDGs事業を手掛けていらっしゃいますが、なぜこういった事業を始めたのですか?
宇佐美:実は、SDGsといった概念が出てきてから事業を転換したわけではないんです。元々行っていた、従来燃やされてしまっている紙資源もリサイクルしてトイレットペーパーを作る事業がSDGsに合致したんです。
宮田:SDGsの理念がコアレックスさんの事業にすごく合っていたのですね。
宇佐美:そうです。燃えるゴミの中にリサイクル出来る紙類がいっぱいあったので、これを使ってものづくりをしようとしたのが始まりですね。紙にくっついている素材を分別する機械を作り、“雑がみ”や“その他の紙”という分類区分で市民周知を促進して事業を成熟化させました。
宮田:燃えるゴミの中にどのくらいリサイクルできる紙類があったのですか?
宇佐美:20~30%です。
宮田:そんなに!SDGsに対する思いはありますか?
宇佐美:コアレックスという会社を知って貰ってリサイクル出来るものは多いんだよってことを知って貰いたいですね。


宮田:私たち消費者が古紙再生で出来ることってなにかありますか?
宇佐美:あります!
宮田:なんですか!
宇佐美:リサイクルを行うのであれば、再生品を使うところまでやってみてほしい。率先して再生紙製品のトイレットペーパー、ティッシュペーパーを使ってほしいです。
宮田:使うことも大事ってことですね。
宇佐美:あるいは普段身の回りにある紙類を燃えるゴミに出すのではなく、紙資源としてリサイクルできるものはしっかりと紙資源として出してほしいです。区分は自治体によって違うので、ぜひ調べてみてください。

宮田:本日は、ありがとうございました。
宇佐美:ありがとうございました。

取材をし、身近なゴミが分別された後どうなっているのか知らなかったことに気づかされた。もっと古紙再生について学んでいくべきだと痛感した。トイレットペーパーは環境にやさしいダブルを使ったり、fsc認証マークのついた紙パック食品を選んだり、他にもSDGsに繋がる活動は多そうだ。
(取材:富士市SDGsプロジェクト学生記者 宮田帆乃華)

MENU