お知らせ
まちぐるMe(まちぐるみ)の今
まちぐるMeって何?
令和4年度にプロジェクトエッグに選定されたプロジェクトです。賞味期限の迫る食品が廃棄されている現状と、地域が担い手不足に陥っている現状を同時に打破することを目標としています。
パンやケーキ、お惣菜など、真心こめて作ったおいしい商品でも、時には売れ残ってしまいそうなときがあります。そんなとき、町内会、消防団、水防団、こども会など、コミュニティ活動の役員で頑張っている方たちへ「感謝価格」で提供する仕組みを、ラジオエフさんが中心になって構築しました。
参考リンク
現状を聞いてみました
まちぐるMeでは、LINEのオープンチャットを利用して、参加店舗が「感謝価格」での提供情報を周知しています。
令和6年度から富士宮市にも活動を広げられていりますが、このオープンチャットの参加者が517アカウントですので、地域活動を頑張っている方が約500人参加されているわけですね。
令和6年11月現在、12店舗が「感謝価格」での商品提供者として参加されていますが、毎日、2~4店舗ぐらいの通知があるようです。当然、売り切れてしまうこともありますが、その時は「完売しましたのでお知らせいたします。ご協力ありがとうございます!」といったメッセージが入ります。
昨年度の状況は、富士市公式サイトにも掲載されていますが、食品ロスを約500kg削減でき、参加者の85.6%が参加できてうれしいと感じたと、非常に素晴らしい成果が出ています。
どんな商品が感謝価格ででてるの?
オープンチャット画面に出てきた自由なパン屋わらっくさん(富士市日乃出町)のほか、洋菓子、弁当、ケーキと多様な商品が「感謝価格」で提供されています。いずれも魅力的な商品ですが、時間が過ぎると消費できなくなったり著しく風味が落ちてしまうため、そうなる前にコミュニティ活動をされる方へ提供されています。
この参加店舗の皆様の厚意は、コミュニティ活動をされている方からすると「自分を応援してくれる人がいる」と感じるため、活動の励みになっているそうです。
なお、ここに紹介した商品のほかに加え、和菓子やパンなどの商品もあり、中にはレアな出現率の商品もあるので目が離せません。
参加店舗(令和6年度、敬称略)
- 菓道 KANSEIDO(富士市今泉)
- 小麦畑 松林堂(富士市今泉)
- 唐揚げ十四番(富士市吉原)
- タリーズコーヒー 富士市中央公園店(富士市蓼原町)
- パティスリー ポンヌフ(富士市平垣本町)
- BLITZ(富士市久沢)
- お菓子の家もちのき 小泉店(富士宮市小泉)
- お菓子の家もちのき 今泉店(富士市今泉)
- 自由なパン屋 わらっく(富士市日乃出町)
- 江戸屋 城北店(富士宮市城北町)
- お惣菜きょうちゃんち(富士宮市若の宮町)
- 農産物直売所 大富士(富士宮市外神東町)
参加団体になるには?
対象となる団体様へは事務局からお誘いがあります。参加団体に登録されると役員の方向けの招待状が届きます。
初年度は参加希望者が事務局へ申し出てといった形で行いましたが、令和5年度から、スマートフォンで招待状のQRコードを読み取ることで参加できるようになり、手続きが簡単になりました。
1枚の招待状で何人でも入れてしまうと事業のコンセプトが崩れてしまいかねないので、招待状のQRコードからは1人しか参加できないようになっています。この仕組みはSDGs推進室とラジオエフさんが協力して、お金をかけずに開発?しました。
食品製造販売店としての参加は?
地域活動を応援してくださるお店の参加をお待ちしているとのことですので、ラジオエフ(0545-55-1123)担当 佐野さんへお問い合わせください。
主催者に伺いました
富士コミュニティエフエム(ラジオエフ)の佐野さんに伺いました。
-すばらしいプロジェクトですね。今後の方向性などを教えてください。
参加店舗も、参加団体も、もっと広げたいと思っています。
来年度は参加団体に配布しているマニュアルを作り変えようと思っているので、ゴージャスな雰囲気の招待状に見えるようにしようかな?と思ってます。
ただやりすぎると詐欺だと思われたりして(笑)
-ピカピカだと目を引きますけど、確かに詐欺のように見えちゃうかもしれませんね(笑)
-FUJI3Sプロジェクト認定を目指して、他地域へ展開など考えられていますか?
県外からもお問い合わせをいただいていますが、その中には動き出しそうな話も伺っています。
ただ、まちぐるMeとしては、何年かやるうちに多くの地域の方から「あーこれね」って思ってもらえるように、急がず、慌てず、認知が広がるのを待とうと思います。
-確かに無理に拡大するより、活動がしっかり地に根付きそうですね。今後も「まちぐるMe」の展開に注目しています。取材協力ありがとうございました。