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(ラジオ番組アーカイブ)R6学生記者取材 No.8

放送日令和6年10月1日
学生記者渡邉愛理
取材先(SDGs推進企業等)専門学校 富士リハビリテーション大学校
ラジオ番組アーカイブ

取材レポート

 私は理学療法士や作業療法士を目指す学生たちが通う専門学校である富士リハビリテーション大学校を訪問した。専門学校富士リハビリテーション大学校が取り組んでいる「リハビリテーションで地域を元気にプロジェクト」について、理学療法科主任教員の大沼先生に取材した。

渡邉:富士市と共同で取り組んでいるSDGsプロジェクト「リハビリテーションで地域を元気にプロジェクト」について具体的にどのような取り組みをしていますか?
大沼:本校の学生ボランティア40人ほどが、富士市で毎年行われる富士川キウイマラソンの会場で、参加者の皆様向けに怪我の防止や体のメンテナンスを目的とするストレッチブースを出しています。

渡邉:参加者3000人のうち何人ぐらいがストレッチブースを利用しますか?
大沼:毎年約300~350人ほど利用していただいています。
渡邉:学生40人で300人以上の方の体の管理をするのですね!学生ボランティアの皆さんも大変ではありますが、その一方得るものも多くいい経験になりそうですね。
大沼:そうですね。学生にとっては「事前準備の大切さ」を学ぶ、いい機会になっていると思います。何をするにも事前準備を怠らないことは非常に大切なので、キウイマラソンに向けて放課後に1時間の準備時間を5回ほど行って万全な体制で当日を迎えるようにしています。

渡邉:実際にこの活動が学生さんの身になっていると感じる瞬間はありますか?
大沼:この活動は基本的に授業外で募集をして学生が応募をするという形で、自主的に取り組んでもらっています。実際に参加者の皆様の体を触ってサポートする貴重な機会になるので学生からも参加して良かったという声をもらっています。
渡邉:この活動を通して参加者の方々からの反響はありましたか?
大沼:参加者の方からは「今年も楽しみにしていたよ」というリピーターの声もあり、やりがいに繋がっています。
渡邉:毎年続いている理由も地域の方々が背景にいるから、ということですね。学生さんに先生が教えることで先生自身がやりがいに感じることはありますか?
大沼:学生の成長や卒業生の活躍は勿論ですが、患者さんの体がよくなることで笑顔になってもらったり、喜んでもらったりすることが一番のやりがいになっています。私が教えた学生が地域の方の笑顔につながるという点でもやりがいを感じます。

渡邉:キウイマラソンのストレッチブースでも地域の方の笑顔を見ることで実際にやりがいを感じられる機会になっているということですね。本日はありがとうございました。
大沼:ありがとうございました。

 専門学校富士リハビリテーション大学校では「リハビリテーションで地域を元気にプロジェクト」での地域の方との交流や新しい教育の形で持続可能な社会を目指していた。学生のうちにやりがいを感じる経験をし、夢をもって学ぶ学生を増やすことが今後の課題だと感じた。
(取材:富士市SDGsプロジェクト学生記者 渡邉愛理)
 

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