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(ラジオ番組アーカイブ)学生記者取材 No.17

放送日令和6年1月8日
学生記者中曽根鈴夏
取材先(SDGs推進企業等)株式会社エスパルス
ラジオ番組アーカイブ

取材レポート

Jリーグ「清水エスパルス」の運営会社 株式会社エスパルスを取材した。エスパルスでは、「エスパルスドリームフィールド」というフットサルコート2面を併設した屋根付き全天候型施設を県内に5か所保有し、一般に貸出などの運営も行っており、そのひとつである、富士市久沢の施設では、サッカースクールや運動教室が開催されている。
その中で、今回取り上げるのは「巡回スポーツ教室」。教育事業部/富士エリアマネージャーの萩原豊之さんとホームタウン事業部/SDGs担当の鈴木詩織さんにお話を伺った。

中曽根:エスパルスさんは、富士市SDGs推進企業として、公立の幼稚園・保育園を対象に巡回スポーツ教室を無料で開催されていると伺いましたが、どのような事業かお聞かせください。
萩原:施設近隣の富士市・富士宮市の全公立の幼稚園・保育園とご希望された私立の園に朝の10時から11時の1時間、年長児を対象にスポーツ教室で運動遊びやボール運動からサッカーを実施しています。
中曽根:どのような思いで取り組みを始めましたか。
萩原:Jリーグの理念にある「地域に根ざしたスポーツクラブ」を体現すべく、地域貢献と健全育成の一環となればと始めました。
中曽根:Jリーグ社会連携「シャレン」とは、どのようなものか教えてください。
鈴木:Jリーグでは発足当時から、各クラブがホームタウン活動を長く行ってきました。そこで2018年にJリーグがホームタウン活動を”地域の課題解決に繋げる”ことを打ち出し、
地域の笑顔を増やす取り組みが始まりました。3者以上の連携で地域の課題解決を目指す活動です。

中曽根:最近行った活動を教えてください。
萩原:地区の運動会をサポートさせていただきました。年中児〜年長児対象に親子スポーツ教室、小学4年生から6年生を対象にサッカー教室を行いました。
中曽根:様々な事業を行う中で、成果を感じる事はありますか。
萩原:指導者として現場に立ちますので、事業を提供して子供達や参加者の皆が笑顔になるという事が成果だと思います。
中曽根:成果を得られた一方で、さらに取り組みを深めたり、進めた方がいいとお感じになった事、課題だと思った事はありましたか。
萩原:この活動は持続可能でなければいけないと思っています。大きなくくりかもしれませんが、この活動が、地域のため、国のためになると思って続けています。色々な方法で資金調達を含め、私たちが動いていくことが必要だと思っています。
中曽根:巡回スポーツ教室を通じて、どのような未来をつくりたいとお考えでしょうか。
萩原:今後、実際に体を動かさなくても、座りながら何でもできてしまうような時代にどんどんなって来ると感じていますが、やはり人間として体を動かすことは重要であると思っています。
だから、スポーツを通して、体を動かす事の楽しさを知り、健康になってもらう未来をつくりたいです。
中曽根:本日はありがとうございました。
萩原・鈴木:ありがとうございました。

エスパルスを取材し、地域貢献には様々な方法があると感じた。沢山の人を対象とした活動がある事で、沢山の人の支えになっている。自分も誰かの支えになれるよう行動に移したい。
(取材:富士市SDGプロジェクト学生記者 中曽根 鈴夏)

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