お知らせ
放送日 | 令和5年9月25日 |
学生記者 | 大畑咲来 |
取材先(SDGs推進企業等) | 中北薬品株式会社 |
取材レポート
「活命茶」や「ふぉみん茶」の製造・販売を始め、各種医療品・医薬品の卸や開発をする中北薬品株式会社の富士支店を取材した。一聞すると、医薬品関連の企業で馴染みが無いように感じるかもしれないが、管理栄養士などによる栄養セミナーなど地域に向けての活動も展開している。
今回の取材では、富士市SDGs推進企業としての取り組みや地域での取り組みについて富士支店支店長の櫻井浩基さんと管理栄養部管理栄養士の小塚希碧さんに話を伺った。
大畑:富士市SDGs推進企業とお伺いしましたが具体的な取り組みとしてどういった事業をされているのですか。
櫻井:弊社では、SDGs17の目標のうち2番飢餓をゼロに、3番すべての人に健康と福祉を、4番質の高い教育をみんなに、11番住み続けられるまちづくりを、に目を向け活動しています。その中でも、3番・11番を中心として地域の方々に栄養セミナーを実施しています。
大畑:栄養セミナーではどのような年齢の方を対象に、どのようなことを行っているの
でしょうか。
小塚:栄養セミナーでは、主に60代以降の方を対象にイラストや〇×クイズを用いて参加型で予防健康への意識を高めてもらったり、普段の食事を季節に合わせたレシピや旬の食材などを使ったレシピなど地域の方々がいつまでも健康でいられるようにサポートしています。その他にも、ご高齢の方のフレイル(加齢によって心身が老い衰え、社会とのつながりが減少した状態のこと)の発生予防にも取り組んでいます。
大畑:地域の方が栄養セミナーに参加するためにはどうしたらよいですか。
櫻井:行政等からご依頼いただいてのセミナーになるため、富士市が発行している「広報ふじ」や地域包括支援センターのサイトなどにセミナーの案内が掲示されていると思いますのでそちらに目を向けていただけると良いと思います。
大畑:栄養セミナーなどの活動の中で、課題だと感じたことはありますか。
小塚:セミナーにご参加いただける方は、健康への意識が高い方ばかりなのでセミナーにご参加されていない健康への意識が低い方へのアプローチが課題だと感じています。
大畑:最後に私たち10代や20代の若い世代が健康のためにできる行動があったら
教えてください。
小塚:10代後半から20代は1人暮らしの人が増える世代でもあり食生活が乱れたり外食の機会も増える世代ですので、外食の際などには野菜を少しでも取り入れるなど健康の意識を少しでも高く持って生活していただけると良いかと思います。
取材を通して、中北薬品が地域住民の健康づくりを応援していることが分かった。食事は毎日摂るもので意識次第で健康への近道となるので私自身も今のうちから健康への意識を高めていきたいと感じた。みなさんも健康への意識を少しでも高め旬の食材など栄養価の高い食事を取り入れてみては。
(取材:富士市SDGsプロジェクト学生記者 大畑咲来)