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(ラジオ番組アーカイブ)学生記者取材 No.1

放送日令和5年9月11日
学生記者高岡実優
取材先(SDGs推進企業等)株式会社近藤薬局
ラジオ番組アーカイブ

取材レポート

富士市SDGs推進企業「DRUGS コンドウ」の新たな事業としてワークスマウントフジ「橘香堂」を取材した。主にコワーキングスペース「橘香堂」では、民間の公民館を作り、SDGsで人々がつながる場を提供している。
今回は、DRUGS コンドウのバイヤーである近藤弘人さんにお話を伺った。

高岡: 株式会社近藤薬局を経営している中で、なぜ「橘香堂」を始めようとしたのかきっかけを教えてください。
近藤: 150年近く吉原地区に根付いた薬局を経営している中で、新たな顧客へのアプローチを含めた新しい形のコミュニティの場を提供したいと思ったからです。


高岡: 「橘香堂」を立ち上げるにあたりどのような苦労をしましたか。

近藤: 世代を超えて受け継がれてきた事業計画を変えることに伴い資金調達などを経て、店舗を改装するという一から新たな取り組みをしたことです。現在は形になった店舗をどのように運営するか模索中です。


高岡: 「橘香堂」を立ち上げるにあたりどのような場面でやりがいを感じますか。
近藤:新たに提供したスペースに多くの方が集まっていただき、さらに人を通じた口コミで拡散されて多様な方に利用していただけるようになったことです。


高岡: 「橘香堂」を通して人々が繋がる場を提供したいという気持ちを感じたのですが、どのように繋がって欲しいですか。
近藤: 地域コミュニティの一角を担う場所として、事業を営む方々が交流し、スタートアップに繋がる場所として多くの方々に活用して欲しいと思っています。さらに、午前中から夕方は、高齢者の方々の憩いの場や事業を展開する方の交流の場として、夕方から夜にかけては、営業者交流やヨガや教室などの趣味を充実させるための生涯学習教室のようにして繋がって欲しいと思っています。


高岡: 「橘香堂」は誰がどのように参加できるのでしょうか。
近藤: 誰でも自分自身が得意とする分野を伸ばした活動をすることができます。例えば、書道家の方が書道教室を開いて子どもたちに教えたり、作品展を開いたりなど自分自身の能力を発揮することができる場所となっています。

高岡: 最終的な「橘香堂」のビジョンを教えてください。
近藤: 現段階では、収益化が厳しい側面があります。自分の理想と収益化させるという目標が合致しないというジレンマの中で、選択を迫られている毎日です。その状況にやりがいを感じつつ、収益化させながら多くの方々に利用して貰うことが目標です。


高岡: 本日はありがとうございました。
近藤: ありがとうございました。

人と人をつなげて新たな取り組みやコミュニティを提供する近藤さんの姿を見て私自身の考え方が深まるきっかけとなった。
今後、「橘香堂」を活用できる機会があればぜひ利用したい。

(取材:富士市SDGsプロジェクト学生記者 高岡実優)

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