推進企業・団体
社会福祉法人ふじのやま
概要
富士市大淵に拠点を置く、障害福祉サービス事業所です。富士市より令和2年4月より指定管理を受けています。本部は「富士市立くすの木学園」。障害者就労移行支援事業・就労継続支援B型事業・自立訓練(生活訓練)事業・生活介護事業・就労定着支援事業と5つのサービスを展開しています。また、富士市松岡には「ドリームゲート松岡」女性専用のグループホーム(共同生活援助事業)を展開しています。
学園の主たる作業はトイレットペーパー製造・加工・販売事業です。静岡県内(東部~中部)の官公庁・公共施設や民間企業など多くと取引をさせて頂いております。また、最近では富士市内のコーヒー専門店と共同で開発したオリジナルコーヒーの製造・販売。「農福連携」を目指し、地元大淵笹場産のお茶を使用したほうじ茶とコーヒーをブレンドしたほうじ茶コーヒー「Hoffee(ほうひー)」の製造・販売も行っております。
SDGs取組方針
社会福祉法人ふじのやまは、基本理念「1.社会への貢献を目指し、職員・利用者を問わず地域に役立つ「人づくり」をめざします。 2.多様性を認め機会は平等に与え、障壁をつくりません。 3.可能性に挑戦し「未来の創造」を約束します。」のもと、誰ひとりとして取り残されない社会の実現に向けて行動しています。
法人全体として、SDGsの実現に向けて以下の取り組みをしています。
2.飢餓をゼロに
?ダイレクトトレードで仕入れたコーヒー豆を一部使用したオリジナルブレンドコーヒーの製造・販売を実施。売り上げが少しでも現地生産者の手元に残るよう、この取り組みを継続していく。ドリップコーヒー製造過程では、重度から軽度の障害のある方までより多くの人が作業に関わる事が出来る。
また、農福連携で地元富士市大淵笹場産のお茶を使用したほうじ茶コーヒーを掛け合わせた「ほうじ茶コーヒー」を開発。停滞するお茶の消費を少しでも増やしていき、農業の活性化の一助となっていく。
3.すべての人に健康と福祉を
?年齢・性別・障がいの種別を問わず、施設の利用の門戸を開放し個々に合わせた個別支援計画を立案し実行している。家庭と連携をとりながら、常に心身両面の状態を確認しながら支援している。
4.質の高い教育をみんなに
? 各種イベントにおいて「RTPプロジェクト」の啓発や情報発信をする機会を設けている。また子育て世代や各種年代に向けて、再生紙のトイレットペーパーを使用したワークショップを実施。
8.働きがいも経済成長も
? 障害福祉サービス事業所としてのくすの木学園では、利用する全ての利用者に対し、その特性にあった作業を提供している。くすの木学園では、トイレットペーパーの製造から販売に関わる作業を主体とし、草刈り業務や委託作業など複数の仕事を行っている。
12.つくる責任つかう責任
? 各家庭や企業・学校等様々な場所で発生する紙ゴミ・雑紙等を専用の回収BOXに入れて頂き、くすの木学園の利用者がそれを回収する。回収された紙ゴミは、富士市内の製紙会社に運び込み、再生紙のトイレットペーパーへと変換をしている。そのトイレットペーパーの巻紙作業をくすの木学園の利用者が担っている。
KPI
| KPI名 | ほうじ茶コーヒー(Hoffee)を通じての農福連携 |
|---|---|
| 概要 | (目的) 地元富士市大淵地区の活性化 (効果) お茶農家の後継者不足解消・障害者の雇用創出・工賃向上・ |
| 目標年 | 2030年 |
| 目標値 | 1,000,000円 |
| 年 | 実績値 | 主な活動 |
|---|---|---|
| 2022 | 1576000 | ・各種イベント販売 ・市内販売所増(かぐやの湯・和田屋・ippuku・秋山オート等) ・マイクロツーリズムでの記念品としての活用 |
| 2023 | 1412759 | ・窓口販売・各種イベント販売 ・市内販売所増(かぐやの湯・和田屋・ippuku・秋山オート等) ・大淵笹場にて販売 |
| 2024 | 1288749 | ・窓口販売・各種イベント販売 ・市内販売所増(かぐやの湯・和田屋・ippuku・秋山オート等) ・大淵笹場のインバウンド客が増加し、笹場の売上が伸びた。 |
