推進企業・団体
富士木材株式会社
概要
「私たちは、創造力と技術力をもって限りある資源を活用し、人や物をやさしくつつむ商品とサービスを提供することにより、社会に貢献します。」を経営理念に掲げ、お客様の大切な商品を守り、確実にお届けするための総合的な物流サービスの構築に取り組んでいます。ダンボール製函の紙器工場、木製パレット木箱製造の木材工場、国内輸送用梱包及び海外輸出用梱包業務の倉庫事業と、ダンボールと木材を中心としたお客様にとって最適で効率のよい包装資材の選定を行っています。また、住宅事業は、地元材富士ヒノキをはじめとした無垢材での家づくりや庭づくりだけでなく、生活全般を豊かにする取り組みを行うなど進化を続けています。私たちはこれからも、お客様の想いに応えていきます。
SDGs取組方針
富士木材株式会社は、SDGs未来都市富士市の実現に賛同し、循環型社会の実現と緑豊かな森林に守られながら永く安心して暮らせる地域づくりに向け、循環資源及びリサイクル資源を活かした商品やサービスを提供することにより環境保全と顧客満足の両立を目指します。
このため、私たちが扱う木材と段ボールを中心としたエコ資材について、お客様への提案や新たな商品の開発により需要を創出していきます。住宅事業においては地域の木材を使った家づくりを進めることで、地域の森林循環の促進と共に安全で健康な暮らしを提供していきます。そして、老若男女問わず誰もが活躍できる組織の仕組みや風土づくりを推進します。
また、地域と共生し地域の環境をより良くするために、環境美化をはじめとする地域活動や啓蒙活動に積極的に参画し、社内外の5S(整理、整頓、清潔、清掃、躾)活動を継続していきます。
KPI
| KPI名 | ①木材・段ボールを中心としたエコ資材の付加価値提案による顧客への貢献 ②地域材(富士ヒノキ)で建てる家の拡販 |
|---|---|
| 概要 | ①地球環境保全とお客様の満足の両立をめざす。 ②住まい手への安全で健康な暮らしの提供と地域の森林循環の促進を図る。 共通の効果:顧客・当社・地域環境の三方よしの実現 |
| 目標年 | 2030 |
| 目標値 | ①採用50件 ②50棟 |
| 年 | 実績値 | 主な活動 |
|---|---|---|
| 2022 | ①38件 ②28棟 | ①各種資材の大幅な高騰という背景の中、顧客に対し全面的な価格転嫁をせずに、設計面・技術面でオーバースペックの材質を見直したり、使用部材を統一することによる原価低減を行うことで、顧客にも環境にも負荷の少ない仕様の提案を行った。 ②大幅な建築市況の冷え込みの中、顧客に対し地元材で家を建てる啓蒙活動を絶やすことなく行い、例年並みの受注を確保した。 県産材(地元材)を利用した住宅建築では県下NO,1の座を維持した。(しずおか優良木材の家認定制度 静岡県森林組合連合会) コロナ禍ではあったが、森林バスツアーを再開し、地元材の伐採現場や加工工場を見学してもらうことで、富士ヒノキをはじめとした地元材や無垢材を使う意義を体感して頂いた。 |
| 2023 | ①42件 ②30棟 | ①当社独自の取り組みとして中古パレット事業に力を入れ、排出先からの積極的な仕入れ及び需要先へのコーディネートを実施し、弊社を含めた三方良しの状況を構築してきた。 ②人口減少・世帯数減少のダウントレンドの中、地元材富士ヒノキの家の拡販に一定の成果を得ることが出来、昨年対比増加で終えることができた。今後も地元材の家づくりの啓蒙活動を行っていく。(バスツアー実施) |
| 2024 | ①45件 ②31棟 | ①商品輸送の2024年問題が顕在化する中、輸送面での価格転嫁を最小限で抑え、環境に優しい包装材の販売を実施してきた。各資材高騰の中顧客にも感心を持ってもらい、品質を落とさないコストダウン提案が出来た。 ②従来の新築住宅のトレンドの落ち込みの中、リフォームの大幅な受注増となった。また新規事業として中古住宅の買い取り再販事業も開始し、更に需要を掘り起こすと同時に、解体によるエネルギーロスを減らし、空き家の増加という社会問題にも対応していきたい。 |
