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(ラジオ番組アーカイブ)学生記者取材 No.16

放送日令和5年12月25日
学生記者増田茉奈
取材先(SDGs推進企業等)有限会社富士清掃センター
ラジオ番組アーカイブ

取材レポート

富士市に本社を置く、富士市SDGs推進企業「富士清掃センター」を取材した。富士清掃センターは、富士市の集積所に出される一般廃棄物や、事業所から出る産業廃棄物の収集運搬業務を行っている。その中で今回取り上げるのは「植物性・動物性廃棄物を家畜のえさにする取り組み」。
代表取締役の大竹政彦さんにお話を伺った。

増田 : 富士清掃センターさんは植物性・動物性廃棄物を家畜のえさにする取り組みを始めようとなさっていると伺いました。具体的にどのような事業なのでしょうか。
大竹 : 植物性・動物性廃棄物を乾燥させ、家畜のえさにし、土に返す取り組みです。
増田:具体的にどのような廃棄物をリサイクルするのですか?
大竹:おからやビールの搾りかす、カット野菜、肉の加工場から出る動物性の廃棄物もあります。
増田 :どのような思いで取り組みを始めましたか。
大竹 : モノを捨てるゴミ屋さんからモノをリサイクルする会社へ、SDGs含め、様々なものにチャレンジしていきたいという思いで始めました。

増田 :なぜ廃棄物を乾燥させるのでしょうか。
大竹 :傷まないように乾燥させて廃棄物の水分の量を減らします。新しく入れたこの機械は食品廃棄物をいち早く乾燥させるためです。
増田 :乾燥させるとどのような効果を得るのでしょうか。
大竹 : 食べ物系などの廃棄物の寿命を延ばす事ができます。
増田 :成果を得られた一方で、さらに次に繋げていきたいことや課題だと思った事はありましたか?
大竹 :機械の熱源に関し、地球に配慮したものを使用できるよう計画を立てて動いています。また廃棄物を減らし、活用できる廃棄物を増やせるよう試行錯誤を重ねています。
増田:どのような未来を作りたいですか?
大竹:食品系廃棄物は肥料になっているものも多いんです。でも、肥料になる前に飼料にして廃棄物の寿命を延ばしていきたいと思います。皆さんもゴミにする前に何かに使えないか考えてみて欲しいと思います。
増田 :本日はありがとうございました。
大竹 :ありがとうございました。

取材をし、改めてゴミの分別やリサイクルについて見つめ直すことが大切だということがわかった。
地球温暖化が進む、今を生きる私達だからこそできることは何か、日々探求することを学んでいきたい。ゴミの分別またはゴミの削減について一度考えてみては。
 (取材:富士市SDGsプロジェクト学生記者 増田茉奈)

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