お知らせ

富士市役所インターンを終えて(2)

はじめに

 私は、富士市出身であり、この富士市という市に強い愛着を持っています。私自身、将来的には、富士市に住んでよかったと思えるような市に改善・発展させるために貢献できる人物になりたいと考えています。そこで、今回インターンシップとして、富士市の最前線で富士市の改善・発展に貢献されている富士市役所に赴き、行政経営課・企画課の2課で3日間の研修に参加させていただきました。

感想

 行政経営課では、組織の全体像や業務内容について資料や市役所内の見学を通して詳しく丁寧に説明していただきました。今まであいまいだった富士市役所の業務内容や市役所の全体像を把握することができる貴重な経験となったと考えています。ワークライフバランスや社会のデジタル化など、地域の実情にあった自治体運営や変化する環境に的確に対応できる勤務環境が印象的だったと感じています。

 企画課SDGs推進室では、SDGs未来都市計画について学ばせていただきました。ポータルサイト「SDGsへのはじまり」で寄せられた富士市内の課題をプラットフォーム参加者や企業団体に協力を仰ぎ、経済・社会・環境の三側面を考慮した総合計画や事業を展開するという内容に実用性を感じました。市民の本業を持続可能な社会貢献としてSDGsとリンクさせることで、市民と共に富士市の発展に貢献することができるという横並びの体制は市民の意識改革にもつながるのではないかと考えました。

 実際に、SDGsプロジェクトの様子を視察してきました。

 ジヤトコ株式会社さんの野菜バンクは、環境・社会の側面を重視してユニセックスやユニバーサル就労を取り入れた新規事業で、車の部品製造会社としてのイメージがある中で、その製造技術を他の分野で生かそうと、水耕栽培への果敢なチャレンジ精神と、アットホームな職場環境に惹かれました。社会貢献や社員へ還元して活気を高める姿勢、試行錯誤を繰り返して努力する姿勢が素晴らしく、障がい者の方が生き生きと働かれているのが印象的でした。

 田子の浦漁協さんの環境・経済を重視した漁港の発展事業は、田子浦を発展させたいという思いが印象的であったのと、富士市の魅力をより引き出そうと、漁港関係者としてだけではなく富士市民としての思いも語ってくださり、地元の活性化に貢献したいという思いを強く感じました。

 ラジオエフさんのまちぐるMEは、社会・環境を重視した事業で、まちづくり活動の活性化やフードロス削減を目標としています。協力店舗のもちのき今泉店さんにお邪魔し、肯定的に事業に協力してくださっているのが印象的で、自分の店舗だけではなく、ほかの協力店舗と共に、より賑わいをつくろうとしている姿勢に将来性を感じました。

 どの事業に対しても言えることは、富士市をより発展させたいという市民の思いが詰まっているということでした。市民のSDGsを通して富士市を発展させたいという向上心を持った姿勢は非常に印象的でした。私はこれらの活動が富士市全体に展開され、富士市がより活性化できるように貢献できる人物になりたいという意識がより強くなった経験となりました。

まとめ

 私は、今回のインターンシップを通じて、富士市役所の業務の重要性や難しさについて学ぶことができる非常に貴重な経験となったと考えています。職員の方々と3日間過ごしたことで、富士市や市民の生活向上のために日々試行錯誤を繰り返して企業努力を行っていることを、身を持って感じることができました。真剣な一面もありながら、明るいくアットホームな職場は、自分自身もこの職場で働きたいという気持ちを強くし、さらに努力が必要だということを教えていただきました。また、イベントや事業について会議を行う際などには、コミュニケーション能力や積極性が必要不可欠であることを学びました。今後の生活において、今回自分自身に足りなかった積極性やコミュニケーションを意識し、何事も果敢に取り組んでいきたいと思います。そして、今回得ることができた新たな視点からの考え方を意識して生活していきたいと考えました。

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