お知らせ

富士市役所インターンを終えて

はじめに

 環境、経済様々な課題を抱える現代社会において、私は自分が生まれ育った地域の行政に携わり、その発展・改善に貢献したいと考えており、最前線で市のために働く市役所の実際の職場の雰囲気や職員の方々の声を伺いたいと考え、富士市役所、企画課・行政経営課でのインターンシップに参加させていただきました。

実際の職場をみて

 行政経営課では組織体制やその業務内容について丁寧に説明していただき、また実際に見学させていただくことで、各部署の様々な職員の方のお話を聞くことができ、今まで自分の中で曖昧だった市役所の業務内容について詳細に知ることができました。また、市民の皆さんはもちろん職員の働き方や社会のデジタル化等を考慮した執務環境が印象的でした。

SDGs未来都市計画

 企画課SDGs推進室では富士市のもつ富士山の豊かな恵みと市民・企業の力を活かしたSDGs未来都市計画について勉強させていただきました。この計画における共想・共創プラットフォーム事業についてのお話を聞いた際には、SDGsポータルサイト上での市の抱える課題とプラットフォーム参加者の力をマッチングさせ、持続可能性に必要な経済・社会・環境の三側面を重視した開発を通じて市内の行政課題の改善を図る点にこの事業の合理性と効率性を感じました。実際にクラウドファンディング型のSDGsイベント事業の会議や、市内の企業の木質チップを活用した防草事業の現場調整・企業訪問に同席させていただき、企業と市が連携してSDGs活動を行うことで市の改善、市民のSDGsに対する意識向上を目指す職員や企業の方々の姿はとても印象的でした。この活動が市全体に展開することで富士市はより持続可能性の強い未来都市になっていくのではないかと思い、その発展に自分もいつか携わってみたいと考えました。

学び・気付き

 私にとって今回の富士市インターンシップは、実際の職場で職員の方々と共に様々なことを体験し学ぶことで、市役所の業務や目的、その難しさと意義について勉強できる非常に貴重な経験となりました。職員の方々のわかりやすく丁寧な説明と市民生活の向上のために試行錯誤しながら真摯に仕事をする姿、明るく和やかな職場の雰囲気は、自分もこの職場で働きたいという気持ちをより強くし、そのために一層努力しようと考えるようになりました。また、イベントや事業を企画する上でコンテンツの目的やその意義、何かを提案する中ではその確実性や具体性、複数の主体で一つの目標やプロジェクトを進めていく上でのコミュニケーション能力などが非常に重要であることを学び、今後私が社会人として求められる力について深く考える機会となりました。残りの学生生活において、今回の経験から得た計画性と多角的な視野、アウトカム等を意識していきたいと考えました。

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